初心者が陥りやすいノンリニア動画編集用アプリケーションの選択ミスとトラブルについて。
ここ数年、PCの目覚しい高性能化により、それに付随して各アプリケーションもどんどんパワーアップしている。
ノンリニア編集についても同じ事が言える。
高性能なマシンに重装備な編集機能の付いたアプリケーション。そして撮影機材。
編集や撮影を生業としているのであれば、最新のアプリケーションを最新のマシンで動かすことも必須となってきつつある。
一般の方々や趣味だけで撮影や編集をしている方も多いだろう。
ここで言いたいのは、どの程度の作品を作りたいのかを明白にして欲しいと言うこと。
それにより必然的に使用機材やアプリケーションも決まってくると思うのだ。
正直言って、よほど編集が好きで凝り性でない限り、高価な編集アプリケーションは使わないほうが良い。
多機能な故に、それなりに使いこなせるようになるには、かなりの時間を要すると思われるからだ。
ちょっとしたカット編集とテロップを入れるだけならば、Windowsに標準で付いているムービーメーカーやMacのiMovie程度で十分である。
まぁ、ムービーメーカーやiMovieでは出来ることも限られすぎるのだが...(iMovieの方がまともだけど)
何でこんなことを書いているかと言うと、
【FinalCutPro】や【AfterEffects】、【Premiere】などを購入したが使い方が分からない
インストールしたけどバグが多い
などと言う質問を最近良くされるようになったからなのだ。
『何がバグで何が分からないの?』
と問いただすと、
『何がなんだか分からない。作業中にマシンが落ちる(Windows)』
と言う、何を質問したらよいのか分からない状態だったりするのが殆ど...
そこで『何がしたいの?』と言う事になる。。。
そのような方の話を聞いていると共通点がいくつかある。
■新しいアプリケーションなら何でも出来そうだから購入した
■結構高額だから何でも出来るだろう
■高額商品だから簡単に作品が出来るだろう
■有名であり業界の人が使っているから
とまぁ、こう言っちゃ悪いのだが、浅はかな考えの元に購入しているようだ。
そして使い方が分からずにメチャクチャないじり方をしているうちにアプリケーションがダウンすると
『バグだ!』
と勝手に決め付ける...
正直、『あなたの使い方がバグですよ!』と言いたくなる。
まぁ、誰しも最初からそのようなアプリケーションを使いこなすことなど出来ないと思う。
分からないなら分からないなりに、書店に行けば該当アプリケーション用の書籍もあるし、
購入したくないなら図書館に行けば無料で貸し出してくれる。
参考書を購入する前に、何度も言うようだが何がしたいのかを自分なりに明確にしておくと良い。
初めて使うアプリケーションで、最初からあれもこれもと思うから何も出来なくなってしまうのだと思う。
まずはカット編集がまともに出来るように練習し、
それが出来るようになったらトランジションなどを使いこなせるように少しずつ覚えていくと良いだろう。
効果やモーションなどは後回しにした方が良い。
なぜなら、編集の基本が出来ないのにそのような効果を使ってもまともな作品など出来ないからである。
また、闇雲に効果を使い設定をおかしくしてしまうと、バグと言いたくなるようなおかしな挙動を招きかねない。
多分そのような時は何をおかしくしてしまったのか自分で気付かずにいるのだと思う。
そしてもう一つ付け加えるとしたら、
ノンリニア編集に使用するマシンに余計なアプリケーションをインストールしない事だ。
更に、マシンのドライバやアプリケーションのパッチは常に最新にしておくことをオススメする。
中には本当にアプリケーションのバグがあり、修正パッチがメーカーから配布されていることが有る。
それを気付かずに、『バグだ!』と騒いでいても仕方が無いのである。
ま、アプリケーションの癖や他のアプリケーションの相性などもたまには有るのだが、
本気で編集に使うのであれば、常にマシンを最良の状態にしておく必要が有る。
実はつい先日もブライダル業者をしている知人から、
『AfterEffects7.0で作業しているとマシンが落ちてしまうんですよ!これってバグですよね?』
と言う電話が有った。
正直言って私は何でそんな事を私に電話して来るんだ?Adobeのサポートに電話しろよ!と思ったのだが...
聞く所によると某メーカーのWinXPマシンで、最近ウイルスに感染してリカバリロムでリカバリしたばかりだという。
それでも作業中に落ちるのは最初からだとか。
作業内容は静止画にモーションを適用しているだけ。
なんとなく察しはついた。。。
VGAのドライバ、もしくはOpenGL辺りじゃないの?
と思って聞いたら、マシンのVGAはオンボードらしく...
ドライバなんかも細心にしてみてもダメだった見たいで、仕方なくA/Fインストールディレクトリ内の
Plug-ins/StandardExtensions/OpenGL3D.AEXを削除したら直ったみたい。
要するにマシンスペックが足りなかっただけのこと。
メモリーは2GB有るので問題ないはず!と言っていたが...
この手のアプリケーションはRAMとCPU性能だけじゃ動かないのですわ。
と、かなり愚痴になってしまいましたが...(汗)
業者の方でも個人の方でも使い方を誤ったりマシンが推奨スペックを満たしていなかったりするとまともに動いてくれないのがこの手のアプリケーションだと思ってくれて間違いないと思います。
今一度良く考えてください。
自分がどんな作品を作るのか、どのレベルの作品を作りたいのかを。。。
高価なアプリケーションとマシンを購入したなら、出来る限り使いこなせるように頑張ってみてください。
そして少しぐらいのおかしな挙動ぐらいは自分で何とかできるように慣れれば最高ですね!
多分そのぐらいのレベルで使いこなせれば、おかしな挙動はしないはずです(笑)
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